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みなさま 今日は、病院の近くのお気に入りのパン屋さんノルマンディーでパンをこうて喰らいました。 さて、ウィーン三日目についてお話しましょう。 この日は、シェーンブルンへ行きました。 シェーンブルン宮殿は、マリアテレジアがロココ風に改築させた(ということはその前からあったんだけど誰が造ったのか知らない)夏用の宮殿です。 マリアテレジアイエローといわれる黄色で塗ってあり、なんともかわいらしい。そういえば、ベルギーの家はレンガがそのまま出ている家が多く、町がレンガ色だと思うのですが、こっちに来て、電車でウィーンに着く直前に見た郊外の一戸建ては実にさまざまな色でした。 ピンクあり黄色あり、水色あり、薄い緑あり、といった感じで、どの色もちょっと淡い明るい色で、白い雪の中でとてもきれいに見えたのでした。 それで、ここへ着くと、シェーンブルンが黄色いわけです。 それはかわいいんですけど、とにかく夏のための宮殿(離宮か?)なので、とにかく寒い感じがします。噴水とかがあって、本来来るべき夏には、水が出てて涼しさを演出してるんでしょう。冬ですので、噴水も凍って止まっていて、それがまたサミー。たぶん水が出続けててももっと寒い感じがするでしょうけど。 さて、地下鉄で最寄駅まで着いてすぐ、あまりの寒さに負けて、焼き栗でも買おうぜ、ということになりました。 パリにいたときから売っているのは見ていたのですが、値段をはっきり書いていなかったので、なんとなく敬遠していたのです。ところがここでは5粒1€と書いてありました。高いですが、値段がはっきりしているので、買ってみることになりました。 やっぱねー、寒いところで熱いもんを食うってのは、いいもんですよ!焼き芋もそうだけど、ちょっと高くても、やっぱいいもんです。ホクホクしていました。 こういう感じの小さい小屋のようなところで栗を売っていました。右側に見えてる黄色い壁もシェーンブルンの施設のうちのひとつです。写真を前から撮ったら、何かちょっとカラマレそうだったので、横からこっそり激写。うまかったですよ。次の日も、市立公園にヨハン・シュトラウスの像見に行ったときに栗を買いましたが、市立公園にある栗屋のほうが少し安かったです。同じ値段で6粒だったかな、その上一粒おまけしてくれました。 して。 中に入ります。 中は、また、例のオーディオガイドで説明されながらまわります。 鏡の間というのが、シェーンブルンにもあるんです。ベルサイユだけではなく。確か、ベルサイユの鏡の間をまねして作らせたのがバイエルンのルードヴィヒのヘーレンキームゼー城(だったっけ?)にもあります。こっちのはまねしたのかどうなのか、ナゾ。館内はビデオ写真禁止だったので、かわりに館内をオーディオガイドききながら回る母が鏡の間でふむふむと説明に聞き入る風景を写真でご覧ください。 ごらんのように結構人が少なくて、なぜかロシアからの観光客が多かった気がします。 勝手な想像では、普通の人は、「この寒いのにウィーンなんか余計寒いよ!スペイン行こ」、となるところ、ロシアはもっと寒いので、「あんま寒くないウィーンでも行こうや」、となるのではないでしょうか。わかんないけど。前回2001年は、8月終わりに来ましたが、そのときは確かにたくさん人がいましたし。。 館内には、マリアテレジアが使っていた寝台、とかが薄暗い部屋に展示してあったり、マリアテレジアが死んだ夫を思うために作らせた追憶の間という黒い漆でできた部屋とか、伊万里に銀細工の足が付けてあるものが壁中に並んでいる部屋とか、いろいろな部屋がありました。また、皇帝一家の子供たちが描いた絵というのが並んでいたりするのですが、それがまた、かわいいんです。落書きじゃなくて、ちゃんとした絵です。想像の中の東洋とか熱帯の様子が描かれていて、それが部屋の飾りになっていました。 さて、見終わって、外へ出ます。いい天気で寒いです。腹が減ったので、庭にあるグロリエッテという離れにあるカフェを目指します。 これがグロリエッテです。 中には喫茶店があって軽食が取れます。 グロリエッテはシェーンブルンに向かい合うように、小さい丘の上に建っており、本当は風通しのよいツウツウの建物です。そこに窓をつけて閉じた空間を少し作り、そこに喫茶店を開いています。 その丘の斜面に雪が積もっており、本当は立ち入り禁止で、迂回しなきゃいけなかったのですが、そこを歩いて上がるとサクサクとした凍った雪の感触で思わず浮かれます。 グロリエッテにつき、遅い昼飯です。 私はレバーのクヌーデル(団子)を。母は、芋クヌーデル入りグラーシュを食べました。クヌーデル(ヌの音はネとヌの間らしい)って、たぶん団子のことみたいです。私の食べたレバーのクヌーデルは、ハーブが入ってレバーの臭みを消すようにしてあり、ほとんどつみれみたいな感じでした。私はかなり気に入りました。 母の頼んだクヌーデル入りのグラーシュはおなじみのグラーシュですが、団子は、いも団子で、たぶんニョッキみたいにふかしたイモに粉を混ぜて、また火を通した、というようなもんなんじゃないかな、と思います。この辺、ちょっと調査不足ですが。 腹持ちがよく、ダンゴ、食った!という感じがします。 その後、満足を知らない食欲の荒神うちの母は、ケーキを所望します。 ガラスケースの中にあった、地味な感じのさくらんぼのタルトを見て、あれ、食べたいね、と彼女は言ったのです。私も、ことの重大さを知らず、「そうね、食べよか?」と結構満足げな腹をさすりながら応じたのでした。で、お兄さんに目配せして、ケーキのケースの前まで行き、ダスビッテ!(これくれ!)彼女には、さくらんぼ、私には、こっちのこれ。とケーキを頼んだのでした。 そうしてきてみたら、ええー?これ、シチューちゃうのん?というようなダブダブにお汁の入った皿(写真)が。地味なベイクドケーキを指差したんですが、さくらんぼのソースがたっぷりにクリームがてんこ盛り。 負けました。 私も母も、たくさん食べるほうですが、ヨーロッパの胃袋に完敗。 負けてもすがすがしい気分です。 だって、日本人って、小さいもんな、こっちの人と比べたら。と、変に納得。 その後、モッタリとした胃袋をさすりながら、グロリエッテのある雪丘を下山。 韓国人の男の子らが斜面を滑り降りていました。うらやましかったけどやりませんでした。 で、帰りは路面電車の停留所がシェーンブルンの前にあるので、西駅に行かないかと思ってみてみたら、ずばり西駅行きがそこを走っており、それに乗ってホテルへ。 帰って、部屋で晩御飯対策を練り、胃もたれがまだ残っている母が軽く食べたい、と言ったのを無視し、鍋料理の専門のレストランがガイドに載っていたので、それに行こうと提案。 それはちょうど、シェーンブルンからの帰りに乗った路面電車をシェーンブルンのさらに向こうの反対側へ行ったところにあるレストランでした。 行ってみたら予約なしではいっぱいで入れません、と言われ、あまりの寒さにゲロッパ!と歌っていたら知らない女の子に笑われ、めげずにトラムで少し西駅のほうまで戻って、ケバブに入りました。 イタリアのトリコロールが看板についていて、「ピザ・ケバブ」と書いてあり、どっちかというとピザよりケバブが食べたかった私たちはちょっとがっかりしながら、しかしほかに当てもないので、その店に入ってみました。そしたら、その店はトルコ人の家族がやっていて、本物のケバブだったし、それ以外にもぶどうの葉でお米を包んでマリネにした「ドルマ(とギリシアでは言う。トルコ語の名前を残念ながら知らない)」も食べられて大満足だったのでした。 店にいた小さい女の子が、彼女のママに話を聞いてもらおうと「あんねー、あんねー」と呼びかけてて、それが「ママ」という呼びかけなのか、日本語の「あのねー」と一緒なのか、わからないけど、かわいかったし、お会計を払うときも店のお兄さん(たぶん女の子のお父さん)が、どれがいくらで、と紙にちゃんと書いて計算してくれたのが不安がなくて親切だったし、料理を持ってきてくれたひげのおじさんも感じがよかったし、飛び込みで入った割には大当たりだったのでした。 おいしかったしね。 そんなこんなで、ウィーン三日目終わり。 四日目は、またの機会に。 ごきげんよう。
by takatanaoko
| 2006-01-25 04:47
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